
梱包作業は、
箱以上に人と向き合っている。
梱包技術員
立川サブセンター
山崎響 2018年度入社
じっとするのが苦手で、
世界とつながる場所を選んだ。
中学卒業後、商業高校に進学しました。会計を学び、簿記の資格を取得。わかったことは、「ずっと座って仕事するって苦手」ということ。だから、カラダを動かせる梱包作業という仕事を選びました。海外輸出向け製品を扱うというワールドワイドな規模の大きさにも惹かれました。あと、高校の先輩が働いているのも大きかったですね。工場見学に行って、直接その先輩から「若手でも現場を任せてもらえて、メンバーに指示しながら働いている」って聞いて、自分もどうせ働くなら早くから活躍したいなって思ったんです。実際、入社2年目になると、協力会社のメンバーをまとめる立場を任され、現場をまわす側として働いています。
黙々と仕事しない。
手以上に、口も動かす。
入社前、梱包技術員は流れ作業的に商品を黙々と箱詰めするというイメージをもっていました。確かにそんな一面もあります。ただ、手を動かすことが多かったのは入社して1年半くらいです。今は、コミュニケーションで仕事することのほうが圧倒的に多いです。今日の搬入物を見て、どうすれば効率的に梱包できるかを考え、作業してくれる協力会社のメンバーに指示を出す。お客さまとスケジュールを相談したり、よりよい梱包方法を提案したりする。途中、トラブルが起こった際には軌道修正するために関係各所と交渉する。梱包技術員という職種名ですが、コミュニケーションで成り立たせる仕事です。そのため、手先の器用さを求められる職人というより、メンバーをまとめる監督に近いですね。
社会人になって知った。
挨拶は偉大。
「コミュニケーションは、ちょっと苦手」。そう思う方もいるかもしれません。自分より年上の方と話す機会も多いですから、私も最初は不安でした。でも、良好な関係を築くために大切なことは、そう多くはないんです。挨拶をすること。最初はそれだけで十分だと思います。挨拶をすれば、顔を覚えてくれます。話をするきっかけにもなります。仕事の話ばかりじゃなく、雑談も大事。仲よくなれば、仕事のお願いもしやすくなりますから。上司や先輩は、穏やかで面白い方が多いです。いい雰囲気をつくってくれるから、若手から活躍できるとも言えるかもしれません。自分も先輩に良くしてもらったので、入社してくる後輩にも気兼ねなく働けるような環境をつくっていきたいです。