FROMU.S.A
O.T.
グローバル・トレーディング・サポート部
オペレーション第一
2010年入社 / 社会学部 卒
NX商事を志望したのは、多岐にわたる商品・サービスの製造や販売に携われることに魅力を感じたからです。実際、入社後に配属された札幌支店リース部では少数精鋭ということもあってトレーラーやフォークリフトなど物流に関わるものだけではなく、雪を除雪するための機材やガスのメーター機器などあらゆる商材を扱っていました。その後も、東京支店リース部や本社営業推進部に異動してファイナンス、不動産賃貸、各種商品販売、再生可能エネルギー販売などさまざまな業務を担当しました。国内でこれらの経験を積んだことが、後々になって海外での仕事に活かされたのではないかと感じています。
海外での仕事に興味を持ったのは2020年頃。NXグループがグローバルビジネスを拡大していく中で、私もその事業に携わりたいと思ったのがきっかけです。大学時代にアメリカへ留学した経験や海外旅行が趣味ということもあり、違和感なく働けると感じていたことも理由の一つです。そして2023年7月にNX商事U.S.Aに1年間赴任。現地では、おもに海外でのビジネスを希望する日系企業に向けた輸出入の貿易業務や物流手配、オフィスや工場、倉庫などで使用するオフィスサプライから梱包資材、食品など幅広い商材の営業を担当しました。経験したことのないことばかりで毎日がワクワクの連続です。「物流」が発達していているおかげか、日本の食材なども容易に手に入るため生活に困ることもありませんでした。
当社では、現地で採用されたスタッフのことを「ナショナルスタッフ」と呼んでいますが、アメリカのNXグループにはアメリカ人や日本人をはじめ、メキシコ人、インド人、中国人などさまざまな国籍を持つ人が働いています。日本では案件の初めから終わりまで自分一人で担当することが多かったですが、言葉の壁や商習慣の違いもあって自分一人の力だけではどうにもならないケースが多々あります。例えば、アルコール類を輸入してアメリカで販売するためには、各州のライセンスの取得から商品の保管・物流手配、販売先への営業・契約と業務が多岐に渡り、とても一人では完結出来ません。このように適材適所でチームを組み、みんなで乗り越えればよいと考えるようになれたのも実際に海外で勤務したからこそ。私は子供のころから現在まで野球をやっていますが、まさにベースボールと一緒でした。
帰国後は、グローバル・トレーディング・サポート部でお客さまである民間企業の海外ビジネスをサポートしています。営業担当として製品の輸入、輸出入手配、物流手配といった貿易業務をメインに行い、国内や海外から仕入れたモノをNXグループのリソースを活用し、ワンストップ・サービスを提供しています。当社の強みは、商品の売買と物流をトータルでコーディネートできること。そして輸送における温度・湿度管理、適切な梱包、積荷のオペレーションなどに細心の注意を払いつつ、時間に正確な「ジャパン・クオリティ」です。これらの品質を維持するため、物流拠点であるシンガポールやマレーシアに出張する機会も多く、さまざまな経験を積む中で精神的にもタフになり、どこに行っても物怖じしないハートが身につきました。
現在、NX商事のアメリカ法人はシカゴにしかありませんが、市場規模で考えればロサンゼルスやニューヨークなどに拠点があってもいいはずです。貿易業務のみではなく、物流商品機器の販売、不動産、エネルギー販売、整備事業、リース・レンタルなど当社が日本で行っているビジネスをアメリカで展開出来る可能性もあります。そのため、ふたたび海外で勤務し、NX商事の持つサービス・ソリューションをフルに活用して海外でのビジネスを拡大させたいと考えています。そしてこれまでに培った経験を活かし、さまざまなサービス・ソリューションを提案できるマルチプレイヤーになること。好きな野球で例えるなら、二刀流、三刀流の選手というイメージに近いですね。